"マーラー交響曲一番「巨人」"と聞いて卑猥だと思った僕は死んだほうがいい

久しぶりにHysteric Blueにハマっているのです。


「春〜Spring〜」とナオキのレイプ事件の2つのイメージのみで語られてしまうことの多いバンドですが、僕はこのバンドの解散はホントに日本の音楽界にとって大きな損失だったと思っています。


未成年にして「春〜Spring〜」ほどの完璧な曲をさらりと作ってのけた天性の感覚はもちろんですが、歌唱力、演奏力もあの若さで信じられないほど高くて今聴いても驚きです。特にギターのナオキの才能は本当に本当にもったいなかったと思う。


JUDY AND MARYのパクりだと言われることが多いバンドですが、そんなことはないと思います。
確かに、JAMのコピバンとしてスタートしたバンドですから、初期の作品にはそういう雰囲気が満ち満ちている曲もありますが、それはほんの一部で、基本的には独自の音楽性を発揮しているんじゃないかと。


ボーカルTamaの声色はYUKIとは根本的に違いますし、歌い方も二作目以降はかなり自分らしくなっています。


ナオキのギターアレンジもTAKUYAと同じような「自由奔放なストラト弾き」という印象ですが、ナオキはTAKUYAよりだいぶベタでメロディアスなものが多い気がします。

発想の奇抜さやおもしろさではTAKUYAに断然軍配があがりますし、相当センスのあるギタリストだと思いますが、僕はナオキのギターのほうがみずみずしくて真っ直ぐなので好きですね。なんというか、儚くて胸が締め付けられるんですよね。


ドラムのたくやの作曲センスも本当に天性のものを感じますね。僕はドラムについてはよくわからないのですが、「ベイサイドベイビー」のドラムはかなり好きです(^ω^)


こういう若くしてデビューしたバンドって、なんでこうもステキな儚さを表現できるんでしょうかね。


僕は高校時代からよくライブハウスのイベントに出演していたんですが、同年代のバンドマンでも、僕みたいに高校通いながら(ようは安全な道を確保しながら)プロを目指してた人間と違って、まったく高校にも行かず、バイトばかりしてプロ目指してる奴らって、もちろん才能もなくしょうもない馬鹿がほとんどですが、たまにとんでもなく繊細でみずみずしい感性とある種の儚さを持ち合わせてる奴とか、いたんですね。


Raphaelとかもそういうバンドの一つでしょう。


ヒスブルにあってJAMになかったものは、そのみずみずしさや儚さが一番なんじゃないかなあと。

やっぱりJAMは若い組と年長組で組まれててある意味出来すぎた「プロジェクト」みたいな雰囲気があったことは否定できないし、それがやっぱり曲の雰囲気にも表れてるんじゃないかな、よくも悪くも。


もちろんJAMにあってヒスブルにないところも沢山ありますし、僕はどちらも大好きなのでどっちがよくてどっちが悪いという話ではないので(^ω^)


今日はちょっと語っちまったな(^ω^)